物件の広告にはある一定の約束事が存在します。物件広告を見る場合は、以下の点に留意して物件の検討を行いましょう。
1.表示規約
「不動産の表示に関する公正競争規約」の略で、不動産広告を出す場合の表示上の規則です。交通・所在・面積・環境・価格などの表示基準、不当表示の禁止などが定められています。
2.最多価格帯
物件数が10件以上あり、全ての価格を示すことが難しい場合は、販売価格を100万円きざみで数えて、一番多い価格帯を最多価格帯といい、価格を表示する場合は最低価格と最高価格、最多価格帯と物件数を示すよう規定されています
3.売出価格
中古一戸建てや中古マンションの物件広告などに出ている価格が売出価格です。売主が急いで売りたい時は少し低めに、余裕のある時は高めの価格で出す事があります。
分譲地、建売住宅、新築マンションなどの広告に出ている価格は販売価格と言います
4.誇大広告
客観的な裏付けもないのに、実際の物件以上に良く見せかける誇大広告は宅建業法によって禁止されています。表示規約では、「完全」「当社だけ」「最高級」「格安」といった特定用語の使用も禁じられています。
5.徒歩所要時間
徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値で表示します。信号待ちや歩道橋・地下道の上がり降りに要する時間は含まれません。
6.電車所要時間
乗り換え時間を含まない日中平常時の運行時間が表示されているのが一般的です。運行本数が極端に少ない、通勤時と平常時の所要時間が著しく異なるといった特別な条件がある場合は、それぞれ明記することが表示規約に定められています
7.最寄り駅
最寄り駅は、現地から一番近い駅を示すのが普通ですが、2駅以上利用できる場合は、急行停車駅や著名な駅のほうを最寄り駅として表示することがあります 。複数の駅を利用できる場合は、それぞれの駅までの距離、周辺状況を確認するとよいでしょう。
8.バス便物件
郊外の大規模開発では電車が通っておらず、バス便が多いです。バスの所要時間は、バス会社のダイヤを基にした日中平常時の時間が表示されるのが普通ですが、交通渋滞などは考慮されていないので気をつけましょう。
9.自動車所要時間
表示規約では、自動車による所要時間は、実際に利用できる道路の距離を明記し、制限速度での走行に通常要する時間を表示し、有料道路を通行する場合はその旨を明記することなどが決められています。